

小児矯正
chapter01
小さな頃からケアが
大切な理由
chapter02
よくある歯並び
咬み合わせトラブル
chapter03
当院の小児矯正の特徴
chapter04
よくある質問
chapter01
小さな頃からケアが大切な理由


小児矯正は、できるだけ早い段階から経過を見守ることが大切です。 最も早い場合、3歳頃から歯並びや噛み合わせのチェックを開始し、必要があれば成長段階に応じたアプローチを検討します。 特に側方歯群(犬歯や小臼歯)の交換期を迎える前に治療を開始できると、成長をうまく誘導しやすくなります。
症例によっては、第二大臼歯が萌出する時期(12歳頃)まで継続的な経過観察やサポートを行うこともあります。 お子さまの成長に合わせた柔軟な対応が、小児矯正においては非常に重要です。
chapter02
よくある歯並び・咬み合わせトラブル
歯並びや咬み合わせの異常を放置すると、様々な問題が生じます。 まず、不正咬合により歯磨きがしにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。これにより、将来的には歯の喪失リスクが上がることも懸念されます。また、正しく咬み合わないことで顎関節に負担がかかり、顎関節症の原因となることもあります。
不正咬合はさらに、集中力の低下や全身の運動機能の低下、成長期における知的発達に影響を及ぼす可能性も指摘されています。 発音や食事に支障をきたす場合もあり、成長期のお子さまにとっては心理的なコンプレックスにもつながるリスクがあります。 小児期のうちに適切な対応を行うことが重要です。
治療が必要な可能性のある歯並び
出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前方に突出している状態。口元が閉じにくく、転倒時に前歯を損傷するリスクが高まります。

受け口(下顎前突・反対咬合)
下の前歯が上の前歯より前に位置する状態。下顎が前方に成長するだけでなく、上顎の骨の成長が抑制されるリスクもあります。

開咬
奥歯は噛み合っているのに前歯が咬み合わず、上下の間に隙間ができる状態。発音障害や咀嚼障害を引き起こすことがあります。

叢生(歯列不正・ガタガタの歯並び)
歯が並びきらず、重なったりズレたりしている状態。歯磨きが難しく、むし歯や歯周病リスクが高まります。

chapter03
当院の小児矯正の特徴
当院では、矯正治療を無理に急がせることはありません。 歯並びや咬み合わせに不安があっても、必要となる時期まで慎重に経過を観察し、成長や歯列の変化をしっかりと見守ります。
矯正開始前の期間は、定期検診とクリーニングを中心に、無理なくお子さまの経過をサポートします。適齢期に達しても、精神的な準備が整っていない場合には、矯正に向けた意識づけやサポートを行いながら、本人のペースに合わせて進めます。
一方で、治療が必要と判断される場合や、患者様・ご家族のご希望がある場合には、適切なタイミングですぐに治療を開始することも可能です。 無駄な治療や過剰な介入を避けながら、一人ひとりに最適な治療開始時期をご提案しています。

治療方法について

取り外し式の装置は、睡眠時間を含めた1日12時間程度の使用を推奨しており、装着時間をしっかり確保することで治療効果を高めます。 当院の小児矯正では、お子さま一人ひとりの成長段階や歯列の状態に応じて、最適な治療方法をご提案。
成長初期には、噛み合わせや口腔機能の改善を目的として「プレオルソ」と呼ばれるマウスピース型の装置を使用することもありますが、すべてのお子さまに必ず適用するわけではありません。
必要に応じて、歯列の発達状況を見ながら「拡大床」など本格的な矯正装置を用いた治療に進む場合もあります。 また、上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)といった骨格的な問題に対しては、「ジャンピングプレート」や「バイオネーター」などを使い、顎の前後的な成長バランスを整えるアプローチを行います。 成長を活かし、個々に合わせた柔軟な対応を心がけています。
小児矯正治療の料金
- 基本料金385,000円(税込)
症例によっては、使用する装置や治療期間に応じて費用が前後する場合もあります。詳しい治療方針や料金については、初回カウンセリング時にお子さまの歯列や成長状況を確認したうえで、丁寧にご説明いたします。

chapter04